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生傷
ふりがな文庫
“生傷”の読み方と例文
読み方
割合
なまきず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なまきず
(逆引き)
それも度重なつては、犬の喧嘩と振向いて見るものなく、女房の顔には殆ど
生傷
(
なまきず
)
が絶えぬといふやうな
寧
(
むし
)
ろ浅ましい境遇に陥つて行つた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
数坂峠
(
かずさかとうげ
)
という山又山を歩いて居りますも、
家
(
うち
)
に居れば
母親
(
はゝおや
)
おかめに虐められまして、実に
生傷
(
なまきず
)
の絶える事がないくらいの訳ですから
家
(
うち
)
にとては居りませんで
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「あんた、いつかてリヽーに引つ掻かれて、
生傷
(
なまきず
)
絶やしたことないのんに、わてが抓つたら痛いのんか。」
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
生傷(なまきず)の例文をもっと
(7作品)
見る
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死
“生傷”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
三遊亭円朝
中里介山
江戸川乱歩
田山花袋