“獣糞”の読み方と例文
読み方割合
じゅうふん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱軍の中に気を失った李陵りりょう獣脂じゅうしとも獣糞じゅうふんいた単于ぜんう帳房ちょうぼうの中で目を覚ましたとき、咄嗟とっさに彼は心を決めた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
厚い毛皮の陰に北風を避け、獣糞じゅうふんや枯木を燃した石のの傍で馬乳酒をすすりながら、彼等は冬をす。岸のあしが芽ぐみ始めると、彼等は再び外へ出て働き出した。
狐憑 (新字新仮名) / 中島敦(著)