トップ
>
独身者
>
どくしんもの
ふりがな文庫
“
独身者
(
どくしんもの
)” の例文
最初私は独身ということを、大変
愉快
(
ゆかい
)
のことのように感じていた。それは西洋の
独身者
(
どくしんもの
)
などの生活を見たり聞いたりしていたからである。
独居雑感
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「家庭か。家庭もあまり
下
(
くだ
)
さったものじゃない。家庭を重く見るのは、君の様な
独身者
(
どくしんもの
)
に限る様だね」と云った。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは無理もない、亡くなつた男は一生涯細君と
戦争
(
いくさ
)
を続けて来たのに、弁士は
独身者
(
どくしんもの
)
のやうに言つてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彼の言葉は
独身者
(
どくしんもの
)
の彼だけに言われるのに違いなかった。彼の友だちのY中尉は一年ほど前に妻帯していたために
大抵
(
たいてい
)
水兵や機関兵の上にわざと冷笑を浴びせていた。
三つの窓
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ちょうど其の時、中村座に関係していた
蔦芳
(
つたよし
)
と云う
独身者
(
どくしんもの
)
がいた。
幽霊の衣裳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
彼は
独身者
(
どくしんもの
)
であつた
在りし日の歌:亡き児文也の霊に捧ぐ
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
「ぢや今一つ訊くが、君はまだ
独身者
(
どくしんもの
)
ださうだが、ちよい/\女買ひはするかい。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「僕はそんなに単純じゃない。詩人、画家、批評家、新聞記者、……まだある。
息子
(
むすこ
)
、兄、
独身者
(
どくしんもの
)
、
愛蘭土
(
アイルランド
)
人、……それから
気質
(
きしつ
)
上のロマン主義者、人生観上の現実主義者、政治上の共産主義者……」
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“独身者”の意味
《名詞》
配偶者がいない独身の者。
(出典:Wiktionary)
“独身者(
独身
)”の解説
独身(どくしん, Single, Unmarried person)は、未婚あるいは配偶者との離婚・死別により寡婦・寡夫になった者。婚姻関係がない状態またはその者(独身者)のこと。なお「未婚」は結婚経験がなく独身の状態またはその者(未婚者)を指し、配偶者と離別または死別して独身となった場合は「未婚」ではないため、「独身」と「未婚」は同義ではない。
(出典:Wikipedia)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“独身”で始まる語句
独身
独身漢
独身生活者
独身住
独身其実
独身活計
独身生活