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狐噲
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こんかい
ふりがな文庫
“
狐噲
(
こんかい
)” の例文
が、自分はまたその時検校とその婦人が
弾
(
ひ
)
いていたのは生田流の「
狐噲
(
こんかい
)
」と云う曲であったことを不思議に覚えているのである。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その
証拠
(
しょうこ
)
にはあの
狐噲
(
こんかい
)
の唄の文句なども、子が母を慕うようでもあるが、「来るは
誰故
(
だれゆえ
)
ぞ、
様
(
さま
)
故」と云い、「君は帰るか恨めしやのうやれ」と云い
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
幼少の折、奥のひと間で品のよい婦人と
検校
(
けんぎょう
)
とが「
狐噲
(
こんかい
)
」を弾いていたあの場面が、一瞬間彼の
眼交
(
まなかい
)
を
掠
(
かす
)
めた。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
噲
部首:⼝
16画
“狐”で始まる語句
狐
狐狸
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狐格子
狐色
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狐狗狸
狐鼠々々