トップ
>
狂癲
>
きょうてん
ふりがな文庫
“
狂癲
(
きょうてん
)” の例文
それが、どうにも、できないんです、ことばではいってみても。……きょうもこれへ伺うまでは、宮中にいたのですが、人々の
狂癲
(
きょうてん
)
ぶりを
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だまれ。上司から来た調書によれば、元来汝には、時折り
狂癲
(
きょうてん
)
の
発作
(
ほっさ
)
があるよしが
認
(
したた
)
めてある。狂気を打ちすえても、御法の殺威棒の主意にかなわん。正気の折に打ってくれよう」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
狂癲
(
きょうてん
)
の持病を発作したり、キャキャとはしゃぐと、よく
涎
(
よだれ
)
を垂らしたりしたので、彼を盲愛する生母の
覚海尼公
(
かっかいにこう
)
も、後見の長崎
円喜
(
えんき
)
らも、たまりかねて、その栄座から、ひっ込めたものであったが
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“狂癲”の意味
《名詞》
気が狂うこと。癲狂。
(出典:Wiktionary)
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
癲
漢検1級
部首:⽧
24画
“狂”で始まる語句
狂
狂人
狂気
狂犬
狂言
狂奔
狂氣
狂瀾
狂喜
狂歌