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物色
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うかが
ふりがな文庫
“
物色
(
うかが
)” の例文
夜目には縁も
欄干
(
らんかん
)
も
物色
(
うかが
)
われず、ただその
映出
(
うつしだ
)
した処だけは、たとえば行燈の枠の
剥
(
は
)
げたのが、
朱塗
(
しゅぬり
)
であろう……と思われるほど定かに分る。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
門を出づる時、
屠犬児
(
いぬころし
)
が、「姉御あんまりだ。」「
酷
(
ひど
)
いじゃねえか。」とその気色を
物色
(
うかが
)
えば、自若として、「なにまだ、あんな目に逢わせるのが二三人あるよ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“物色”の意味
《名詞》
多くのものの中から適当なものを探し出すこと。
(出典:Wiktionary)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思