“物恋”の読み方と例文
読み方割合
ものこほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旅にして物恋ものこほしきに山下のあけのそほ船沖にぐ見ゆ」(巻三・二七〇)は黒人作、「堀江より水脈みをさかのぼるかぢの音の間なくぞ奈良は恋しかりける」(巻二十・四四六一)は家持作である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
早やとも物恋ものこほしかるのいくつ満洲にして春はかすけき
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)