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牀几
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しようぎ
ふりがな文庫
“
牀几
(
しようぎ
)” の例文
宮は
牀几
(
しようぎ
)
に
倚
(
よ
)
りて、
半
(
なかば
)
は聴き、半は思ひつつ、
膝
(
ひざ
)
に散来る
葩
(
はなびら
)
を拾ひては、おのれの唇に代へて
連
(
しきり
)
に
咬砕
(
かみくだ
)
きぬ。
鶯
(
うぐひす
)
の声の絶間を流の音は
咽
(
むせ
)
びて止まず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宮は母親と連立ちて
入来
(
いりきた
)
りぬ。彼等は橋を渡りて、船板の
牀几
(
しようぎ
)
を据ゑたる
木
(
こ
)
の
下
(
もと
)
を指して
緩
(
ゆる
)
く歩めり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
牀
漢検1級
部首:⽙
8画
几
漢検1級
部首:⼏
2画
“牀”で始まる語句
牀
牀上
牀机
牀下
牀板
牀柱
牀榻
牀中
牀前
牀席