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爪立
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つまだち
ふりがな文庫
“
爪立
(
つまだち
)” の例文
するすると
爪立
(
つまだち
)
に
伸
(
の
)
し上つたが早いか、さつと横倒しに倒れかかつて、つつつと小走りに右へ、麥畠の畔になぐれ込んでしまつた——
旋風
(
つむじかぜ
)
が卷いたのだ。
旋風
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
私
(
わし
)
はただ
呆気
(
あっけ
)
に取られて見ていると、
爪立
(
つまだち
)
をして伸び上り、手をしなやかに空ざまにして、二三度
鬣
(
たてがみ
)
を
撫
(
な
)
でたが。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから一同は上の方へ曲がって、傍を通りぬけ、声高に話し合いながら、四階をさして行った。彼はそれをやり過ごして、
爪立
(
つまだち
)
で外へ出ると、そのまま下へ駆けおりた。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
いくら
爪立
(
つまだち
)
をして伸び上つて見ても中の模様はおろか、建物の棟さへ見ることが出来ない。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
けれど子供の
丈
(
せい
)
は手を伸しても
爪立
(
つまだち
)
をしてもその黒板の
面
(
おもて
)
までは届かなかった。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“爪立”で始まる語句
爪立足