くすべ)” の例文
ときどきは鬱々うつうつとして生命を封付けられるうらみがましい生ものの気配けはいが、この半分古菰ふるこもを冠った池の方に立ちくすべるように感じたこともあるが
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「おい、おれは幽霊じゃないぞ、俺はやはり人間だぞ! そんなにくすべるない! 」
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)