“煽(た)” の例文
塵埃(ほこり)が煽(た)つによ。お前様方(まえさんがた)は美くしい手で恐しい掴取(つかみどり)をしなさるね。今のあの男は二円八十銭の買物をして、五円渡して去(い)ったじゃないか、そこで私(あっし)の買物が二円さ、可(よ)しかえ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)