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無言
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しじま
ふりがな文庫
“
無言
(
しじま
)” の例文
「じゃ一つ、僕も俳句を作ろうかな。」と久慈は云ってオールを廻しながら、「えーと、ブロウニュの、滝も
無言
(
しじま
)
を破りおり。どうです東野さん。」
旅愁
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
刻んだ菜や、水を与えられると、籠の目を透くレモン色の小さい姿が激しく動くのが見え、田舎家の午前の
無言
(
しじま
)
の静けさは銀の蚤でも
螫
(
さ
)
すように急に品よく可愛らしくざわめき立ちました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
夢も通はぬ
遠
(
とほ
)
つぐに、
無言
(
しじま
)
の
局
(
つぼね
)
奥深
(
おくふか
)
く
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
無言
(
しじま
)
の勤めも此までじゃ。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「
徒然
(
つれづれ
)
」の
櫂
(
かい
)
「
無言
(
しじま
)
」がい。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
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「
徒然
(
つれづれ
)
」の櫂「
無言
(
しじま
)
」がい。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“無言”の意味
《名詞》
無 言(むごん)
何も言わないこと。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“無言”で始まる語句
無言劇
無言客
無言行
無言居士
無言語菩薩