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無代価
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ただ
ふりがな文庫
“
無代価
(
ただ
)” の例文
「それではたった一つお尋ね致します。それを答えて下さればこのお金は要りません。その品物はみんな
無代価
(
ただ
)
であげます」
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
その多くは
無代価
(
ただ
)
で書物を貰はうとする
吝
(
けち
)
な
輩
(
てあひ
)
で「
平素
(
ふだん
)
から
貴君
(
あなた
)
を尊敬してゐる」とか、「御著作は欠かさず読んでゐるが、近頃手許が苦しくて買へないから」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「はい、はい、どうせ
無代価
(
ただ
)
で頂戴いたしますものでございます。めのさんのお魚は、現金にも
月末
(
つきずえ
)
にも、ついぞ、お代をお取り遊ばしたことはございません。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それほどの病気ならばこちらへ引取って介抱しとうなるのが人情。まさかに満月の
身体
(
からだ
)
を
無代価
(
ただ
)
で引取る訳には行くまいと仰言る、
退引
(
のっぴ
)
きならぬお話。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「これあ大変なお客様だ。折角
無代価
(
ただ
)
で乗ってもらおうと思っているのに、二人共乗れないとは困ったな」
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
価
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“無代”で始まる語句
無代
無代償