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灼鉄
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しゃくてつ
ふりがな文庫
“
灼鉄
(
しゃくてつ
)” の例文
彼は
灼鉄
(
しゃくてつ
)
炎々
(
えんえん
)
と立ちのぼる
坩堝
(
るつぼ
)
の中に身を投じたように感じた——が、そのあとは、意識を失ってしまった。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
海軍工廠
(
かいぐんこうしょう
)
に勤めていたものの、不幸にもウィンチが切れ、
灼鉄
(
しゃくてつ
)
が高い所から、工場の床にドッと墜ち、それが火花のように飛んで来て眼に入り、退職しなけりゃならなくなって、それからこっち
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
鉄工場には、官設といわず、民間会社と云わず、三千度の溶鉱炉が真赤に燃え、ニューマティック・ハンマーが
灼鉄
(
しゃくてつ
)
を叩き続け、
旋盤
(
せんばん
)
が
叫喚
(
きょうかん
)
に似た音をたてて同じ形の軍器部分品を
削
(
けず
)
りあげて行った。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
灼
漢検準1級
部首:⽕
7画
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
“灼”で始まる語句
灼
灼熱
灼然
灼々
灼熱的
灼傷
灼光
灼土
灼奕
灼気