“火球”の読み方と例文
読み方割合
ひだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さい火球ひだま雁首がんくびから勢いよく飛び出したと思ったら、坑夫の草鞋わらじ爪先つまさきへ落ちてじゅうと消えた。坑夫はからになった煙管きせるをぷっと吹く。羅宇の中にこもった煙が、一度に雁首から出た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)