“火手”の読み方と例文
読み方割合
ひのて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空が暗くなるにつれて、深山の奥でさかんに火の手が燃え上って、その焔の周囲まわりに三つの黒い影が動くのが瞭然はっきりと分ったが、いつしか火手ひのて漸次ぜんじに衰えて、赤かった焔の力が弱って黄色くなって見えた。
捕われ人 (新字新仮名) / 小川未明(著)