うるほひ)” の例文
よし子は顔を画に向けた儘、尻眼しりめに三四郎を見た。大きなうるほひのあるである。三四郎はますます気の毒になつた。すると女が急に笑ひ出した。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
詞のうるほひつやも工夫して居るのがもどかしくもなつた。
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)