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潜戸
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くゞり
ふりがな文庫
“
潜戸
(
くゞり
)” の例文
旧字:
潛戸
仲間の者に八千兩の小判を持出させて、内から
潜戸
(
くゞり
)
を閉めて置けるのもあの女だ。雨戸は外から締めただけでも、下の
棧
(
さん
)
がひとりでおりる
銭形平次捕物控:156 八千両異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お袖は一切のことを姉のお幾の仕事と知り、翌る日の朝早々、離屋の雨戸を外から締め、庭の
潜戸
(
くゞり
)
を閉ざして出來るだけ證據を隱しました。
銭形平次捕物控:156 八千両異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
七重八重と言ひ
度
(
て
)
えが、
十重二十重
(
とへはたへ
)
に嫁の衣裳をかけ並べ、木戸も
潜戸
(
くゞり
)
も開けて、御町内の衆へ豊樂の見物勝手だ、いやその評判といふものは——
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
氣の付いたのは
寅刻
(
なゝつ
)
(午前四時)少し前、それから大騷動になつたが、庫裡の
潜戸
(
くゞり
)
を外からコジ開けてあつたから、泥坊は外から入つたに違げえねえ
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
納屋の裏にはもう一つの
潜戸
(
くゞり
)
があり、その外は雜木に圍まれ、お寺の建物に塞がれて、こんなところに、こんな場所がと思ふやうな人目につかぬ空地があります。
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「そんな事があるものか、御身分柄内々の質入だ。主人に逢へば判る、
潜戸
(
くゞり
)
をちよいと開けてくんな」
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一應住職にも小僧にも逢ひ、壞された
潜戸
(
くゞり
)
から、掘り返された新墓、砂利や古金を詰めた三つの千兩箱を見すましましたが、八五郎の報告以上の手掛りは一つもありません。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
話にならないよ、平次親分。曲者といふ奴は、外からばかり來るものと思ひ込んでゐると、昨夜の奴は屋敷の中から飛び出すぢやないか、あつと言ふ間もありやしない。
潜戸
(
くゞり
)
を
銭形平次捕物控:195 若党の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「手引があるなら、あんな
岩乘
(
がんじよう
)
な
潜戸
(
くゞり
)
を、外から
外
(
はづ
)
すやうな不器用なことはしねえよ」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“潜戸(加賀の潜戸)”の解説
加賀の潜戸(かかのくけど)は島根県松江市北部(旧島根町)、日本海に面する潜戸鼻にある海岸景勝地。加賀は集落名を表し、単純に潜戸ともいい、加賀潜戸と表記することもある。
1927年(昭和2年)国の名勝及び天然記念物に「潜戸」の名称で指定されている。大山隠岐国立公園に属する。
日本神話とも関係が深く、佐太大神(佐太神社の祭神)の出生地といわれる。
(出典:Wikipedia)
潜
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“潜”で始まる語句
潜
潜門
潜伏
潜水夫
潜々
潜行
潜入
潜然
潜望鏡
潜込