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漂蕩
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ひょうとう
ふりがな文庫
“
漂蕩
(
ひょうとう
)” の例文
女はもう、しんとして聴き
惚
(
ほ
)
れてしまいました。なにもかも忘れて、野卑で、下等で、醜悪な人間が
奏
(
かな
)
でる、一種異様な異国情調の
漂蕩
(
ひょうとう
)
に堪えられなくなってしまったと見えて
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
燈籠一つ
行
(
ゆ
)
き、続いて一つ行く。
漂蕩
(
ひょうとう
)
する趣して、高く低く奥の
方
(
かた
)
深く行く。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“漂蕩”の意味
《名詞》
水に漂うこと。船舶などが漂流すること。
さすらうこと。漂泊すること。
(出典:Wiktionary)
漂
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
蕩
漢検準1級
部首:⾋
15画
“漂”で始まる語句
漂
漂泊
漂渺
漂浪
漂流
漂着
漂然
漂浪人
漂泊者
漂白