漁舟ぎょしゅう)” の例文
大江の上には帆走ほばしっているやや大きい船もあれば、ささの葉形の漁舟ぎょしゅうもあって、漁人のつりしているらしい様子も分る。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
九日の日は、金子重輔が舟がとにかく漕げるというのを幸いに、漁舟ぎょしゅうを盗んで、黒船へ投じようとした。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
漁舟丿乀影西東 〔漁舟ぎょしゅう丿乀へつふつしてかげ西東せいとう
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)