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満更
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まんざ
ふりがな文庫
“
満更
(
まんざ
)” の例文
旧字:
滿更
男の
酔狂
(
すいきょう
)
を笑いながら、しかし、女も
満更
(
まんざ
)
ら好奇心がない訳でなく、蝋燭のついた行燈を取って、男の手の上にさしつけてやるのであった。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ところで、我々の勝負だが、この場の形勢は一体どちらに勝目があると思うね。君も
満更
(
まんざ
)
ら馬鹿ではないのだから、その位の目先は利く筈だが」
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
という様に、段々説明して見ると、私の疑いも
満更
(
まんざ
)
ら無根の猜疑ばかりでなかったことが分るのである。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
君が僕に疑いをかけたのも、
満更
(
まんざ
)
ら無理ではない様です。でも、それらの不思議な一致には、全く別の理由があったのですよ。アア、僕はもっと早くそれを君に打開ければよかった。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今ではこの大賊とわしとは、
満更
(
まんざ
)
ら他人でないのだ。イヤ、それどころか、わしの命が助かったのも彼のお蔭、こうして復讐事業に着手出来たのも、彼の盗みためた財宝があったればこそだ。
白髪鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
それが
満更
(
まんざ
)
ら御世辞でない様に見えたのである。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
“満”で始まる語句
満
満足
満腔
満洲
満々
満潮
満干
満天星
満目
満山