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湊合
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そうがふ
ふりがな文庫
“
湊合
(
そうがふ
)” の例文
私の前に話したのは、
此
(
かく
)
の如くにして集めた片々たる事実を、任意に
湊合
(
そうがふ
)
したものである。伝へ誤りもあらう、聞き誤りもあらう。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
湊合
(
そうがふ
)
がなんだ。
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
に新しい事は決してない。ふん。己の前にあるやうな永遠が己の背後にもあるといふことは、己も
慥
(
たし
)
かに知つてゐる。
笑
(新字旧仮名)
/
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ
(著)
数十年の前まで、一葉の扁舟さへ見難かりし太平洋は、今や万国商業の
湊合
(
そうがふ
)
する一港湾となり、横浜の
埠頭
(
ふとう
)
と
桑港
(
さうこう
)
の金門を繋ぐ一線は、実に世界の公路となれり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
死といふものはあらゆる方角から引つ張つてゐる糸の
湊合
(
そうがふ
)
してゐる、この自我といふものが無くなつてしまふのだと思ふ。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そして丸で無意味に、「
湊合
(
そうがふ
)
は繰り返すかも知れない」とつぶやいた。
笑
(新字旧仮名)
/
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ
(著)
▼ もっと見る
わたくしは以上の事實の斷片を
湊合
(
そうがふ
)
して、
姑
(
しばら
)
く
下
(
しも
)
の如くに推測した。水戸の威公若くは義公の世に、江戸の商家の
女
(
むすめ
)
が水戸家に仕へて、殿樣の胤を
舍
(
やど
)
して下げられた。此女の生んだ子は商人になつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“湊合”の意味
《名詞》
湊 合(そうごう)
一つに集まること。
(出典:Wiktionary)
湊
漢検準1級
部首:⽔
12画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“湊”で始まる語句
湊
湊川
湊屋
湊橋
湊町
湊々
湊入
湊中
湊出
湊場