渡韓とかん)” の例文
横になるよりこころよねむりけるが、妾は一度ひとたび渡韓とかんせば、生きて再び故国ここくの土を踏むべきにあらず、彼ら同志にして、果して遊廓に遊ばんほどの余資よしあらば、これをば借りて、みちすがら郷里に立ち寄り
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)