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渡津海
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わたつみ
ふりがな文庫
“
渡津海
(
わたつみ
)” の例文
鱗に、爪に、角に、一糸掛けない
白身
(
はくしん
)
を
抱
(
いだ
)
かれ包まれて、
渡津海
(
わたつみ
)
の広さを散歩しても、あえて世に
憚
(
はばか
)
る事はない。誰の目にも触れない。人は
指
(
ゆびさし
)
をせん。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肉落ちて血色なく、死人の如き面なれど、これのみは年も病もえ奪はざりけん、暗黒にして、
渡津海
(
わたつみ
)
のそこひなきにも譬へつべき瞳は、磁石の鐵を吸ふ如く、我面に注がれたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
渡津海
(
わたつみ
)
の
豊旗雲
(
とよはたぐも
)
に
入日
(
いりひ
)
さし
今夜
(
こよひ
)
の
月夜
(
つくよ
)
清明
(
あきら
)
けくこそ 〔巻一・一五〕 天智天皇
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
余光
(
よくわう
)
さへなくなりゆきし
渡津海
(
わたつみ
)
にミニコイ嶋の灯台の見ゆ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“渡津”で始まる語句
渡津