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淆
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ま
ふりがな文庫
“
淆
(
ま
)” の例文
葛湯
(
くずゆ
)
を練るとき、最初のうちは、さらさらして、
箸
(
はし
)
に
手応
(
てごたえ
)
がないものだ。そこを
辛抱
(
しんぼう
)
すると、ようやく
粘着
(
ねばり
)
が出て、
攪
(
か
)
き
淆
(
ま
)
ぜる手が少し重くなる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
乗り込んで来るのは
真昼間
(
まっぴるま
)
である。鍋の底からは
愛嬌
(
あいきょう
)
が
湧
(
わ
)
いて出る。
漾
(
ただよ
)
うは笑の波だと云う。
攪
(
か
)
き
淆
(
ま
)
ぜるのは親切の箸と名づける。鍋そのものからが
品
(
ひん
)
よく出来上っている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
淆
漢検1級
部首:⽔
11画
“淆”を含む語句
混淆
玉石混淆
神仏混淆
和洋混淆
混淆式
混淆物
雅俗混淆