ひたる)” の例文
才をして直ちに章をなす彼の文筆が、繪の具皿にひたるると同時に、忽ち堅くなつて、穂先の運行がねつとりすくんで仕舞つたのかと思ふと、余は微笑を禁じ得ないのである。
子規の画 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)