“洗肉”の読み方と例文
読み方割合
あらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがだんだんにこうじて来て、お元ばあやの止めるのをきかずに、お刺身や洗肉あらいをたべる。天ぷらを食べる。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「何もございませんが、一口ひとくち召上れな」と言って、お銚子ちょうし洗肉あらいをつきつけられたところで、いやな気持はしないが、わざわざ安倍川をこしらえて来て食べさせるところが、お雪ちゃんらしいなと
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
日本流の洗肉あらい水貝みずがいも悪くない。果物にパンぐらいで、あっさりと冷やし紅茶を飲むのもいい。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)