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泰子
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やすこ
ふりがな文庫
“
泰子
(
やすこ
)” の例文
泰子
(
やすこ
)
はかたく、
良人
(
おっと
)
と
対峙
(
たいじ
)
のすがたを持ったまま、いやしむように、眼のすみから、子の清盛をしかりつけた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今は昔でこそあれ、この
泰子
(
やすこ
)
は、かりそめにも、白河の君の御愛情に秘めいつくしまれた体ですよ。もし宮中にあれば、
后
(
きさき
)
、
更衣
(
こうい
)
とも、あがめられたかも知れないのです。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泰子
(
やすこ
)
は、
五衣
(
いつつぎぬ
)
の
袿
(
うちぎ
)
に、いつもながら、
艶
(
あで
)
やかに化粧していた。家で朝夕に見ていたときより、加茂で会ったときより、見るたびに、若くなり、見よがしに、着飾っている。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泰
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“泰”で始まる語句
泰山
泰西
泰然
泰平
泰斗
泰
泰然自若
泰時
泰山木
泰衡