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法外
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ほうがい
ふりがな文庫
“
法外
(
ほうがい
)” の例文
かの女は
咄嗟
(
とっさ
)
の間に、おならの
嫌疑
(
けんぎ
)
を甲野氏にかけてしまった。そしてその
為
(
た
)
めに突き上げて来た笑いが、甲野氏への
法外
(
ほうがい
)
な
愛嬌
(
あいきょう
)
になった。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
押問答が正午まで続いた末、始めの言い値が三百両という
法外
(
ほうがい
)
なところまで
騰
(
あが
)
って行って、とどのつまり隠居がしぶしぶながら首を縦に振ったのだった。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
『彦兵衛も、奉行のことばによって、
得心
(
とくしん
)
の
態
(
てい
)
にみえる。そちの借金は、あまり
法外
(
ほうがい
)
な利息
故
(
ゆえ
)
、最前云うように利を下げてもらって、元金は、年割とし、以後
滞
(
とどこお
)
りなく彦兵衛へ返済いたすように』
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法外
(
ほうがい
)
のもうけかたをするのです。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
父の
法外
(
ほうがい
)
も、あの大次郎様も、この上の森かげのたった一軒の湯の宿——それも、宿屋とは名ばかりの藤屋で、
夕餉
(
ゆうげ
)
の膳を前に自分の帰りを待っているだけで
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“法外”で始まる語句
法外有法