トップ
>
泊懸
>
とまりがけ
ふりがな文庫
“
泊懸
(
とまりがけ
)” の例文
二百十日が来ると、馬のある家では、
泊懸
(
とまりがけ
)
で
馬糧
(
ばれう
)
の萩を刈りに山へ行く。その若者が一人、山で
病付
(
やみつ
)
いて来て
医師
(
いしや
)
にかかると、赤痢だと言ふので、隔離病舎に収容された。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
加賀からも、越後からもね、おい、
泊懸
(
とまりがけ
)
の
参詣
(
さんけい
)
で、旅籠町の宿屋はみんな
泊
(
とまり
)
を断るというじゃあねえか。二十一日の間拝ませた。二十一日目だったかな、おいらも人出に浮かされて見に行ったっけ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『父の妹が
泊懸
(
とまりがけ
)
に來たんだ。一寸行つて會つてくるよ。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『父の妹が
泊懸
(
とまりがけ
)
に来たんだ。一寸行つて会つてくるよ。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
泊
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“泊”で始まる語句
泊
泊瀬
泊兵
泊客
泊軍
泊番
泊中
泊内
泊掛
泊人