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水煙管
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みずぎせる
ふりがな文庫
“
水煙管
(
みずぎせる
)” の例文
小指の爪をおそろしく長くのばしてある
主
(
あるじ
)
の
李鴻章
(
りこうしょう
)
は、赤い房のついている
水煙管
(
みずぎせる
)
をくわえながら、
花梨卓
(
かりんたく
)
へ
肱
(
ひじ
)
をついて、女の顔の白さに、眼をほそめてた。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
龍頭瓶
(
りゅうとうへい
)
だの、
玉
(
ぎょく
)
の文鎮だの、青貝の戸棚だの、大理石の
硯屏
(
けんびょう
)
だの、剥製の雉だの、恐るべき仇英だのが、雑然とあたりを塞いだ中に、
水煙管
(
みずぎせる
)
を
啣
(
くわ
)
えた支那服の主人が
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
煙草の
鑵
(
かん
)
、いくつかのパイプ及び
水煙管
(
みずぎせる
)
——ちなみに、この水煙管は船長が戦争に参加したというミルン氏の物語に少しく色をつけるが、その連想はむしろ当たらないらしい。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
今日も今日とて、チャンウーが、店さきに坐って、スッパスッパと
水煙管
(
みずぎせる
)
を吸っていた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
岸をめぐれる
槐柳
(
かいりゅう
)
のかげや前後の掛茶屋にいる人を見れば、
水煙管
(
みずぎせる
)
を啣えたる老爺あり、
双孖髻
(
そうじけつ
)
に結える少女あり、兵卒と話している道士あり、
杏
(
あんず
)
売りを値切っている婆さんあり
北京日記抄
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“水煙管(水タバコ)”の解説
水タバコ(みずタバコ)は、中近東辺りで発明されたと考えられている、中東で発展した喫煙具の一種。シーシャ、水煙管(すいえんかん)、水ギセル(みずギセル)や水パイプ(みずパイプ)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“水煙”で始まる語句
水煙
水煙草
水煙渺