“水晶掘”の読み方と例文
読み方割合
すいしょうほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じつはこのひとは、甲州こうしゅう水晶掘すいしょうほりの女房で、おときといいますが、わけがあって自分のひとりのをたずねあるいておるんです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水晶掘すいしょうほりの歌ですよ、これから甲州こうしゅうへいこうっていうのに、水晶掘りの歌ぐらい知らなくっちゃはばきませんぜ、ひとつ歌ってみましょうか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしは、西山梨在にしやまなしざい戸狩村とかりむらにいた勘蔵かんぞうという水晶掘すいしょうほりの女房にょうぼうでおときというもんでござります。はあ、子供も五人もございましたが、そのうち三人はくなりました。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)