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氣魄
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きはく
ふりがな文庫
“
氣魄
(
きはく
)” の例文
新字:
気魄
この男には、恰幅にも
氣魄
(
きはく
)
にも、昔の身分を物語る武家らしさは少しもなく、見たところ全く疲れ果てた六十歳近い唯の老人です。
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
白刄
(
しらは
)
の中をもおそれぬ
氣魄
(
きはく
)
と
正義觀
(
せいぎくわん
)
のあつた者を、
當初
(
はじめ
)
は立ててきたのであらうが、總稱して、姐御とは親分のおかみさんをさすことになり
凡愚姐御考
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
二十八九、精々三十くらゐ、若いにしては分別者らしい男で、淺黒い
引緊
(
ひきしま
)
つた顏にも、キリリと結んだ口にも、やり手らしい
氣魄
(
きはく
)
がありまます。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手負乍ら、お嘉代の
烈々
(
れつ/\
)
たる
氣魄
(
きはく
)
が、その打ち
濕
(
しめ
)
つた言葉のうちにも、聽く者の
肺腑
(
はいふ
)
を
抉
(
ゑぐ
)
ります。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
迎へてくれた叔父の安兵衞は五十前後の着實な男、甥の吉太郎といふのは、如何にも一と癖ありさうで、正直者らしいうちにも、容易に重三郎の手には乘るまじき
氣魄
(
きはく
)
が見えました。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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丁寧な言葉のうちにも、
氣魄
(
きはく
)
は平次に噛みつきさうです。
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
氣
部首:⽓
10画
魄
漢検1級
部首:⿁
15画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高