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気狂
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きちがひ
ふりがな文庫
“
気狂
(
きちがひ
)” の例文
旧字:
氣狂
彼には東京人の
上手
(
じやうず
)
に立ち廻る社交術が
堪
(
たま
)
らなかつた。彼は穀物の
素朴
(
そぼく
)
さを思ひ出した。残りの日数の少ない点からも、彼の試験勉強は
気狂
(
きちがひ
)
じみたものだつた。
朧夜
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
急
(
いそ
)
がしきシネマトグラフの中なれば、誰とわかねど
突拍子
(
とつぺし
)
もなく現はれて
気狂
(
きちがひ
)
のごと
緑の種子
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
おたあちやんは、
気狂
(
きちがひ
)
のやうに同じことを幾度も幾度も繰返して口ばしりました。
虹の橋
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
正気の
自己
(
じこ
)
の一部分を切り
放
(
はな
)
して、其儘の
姿
(
すがた
)
として、知らぬ
間
(
ま
)
に夢の
中
(
なか
)
へ
譲
(
ゆづ
)
り渡す方が
趣
(
おもむき
)
があると思つたからである。同時に、此作用は
気狂
(
きちがひ
)
になる時の状態と似て居はせぬかと考へ付いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
熊のおツ母さんは
気狂
(
きちがひ
)
の様になつて
熊と猪
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
▼ もっと見る
代助は今迄、自分は激昂しないから
気狂
(
きちがひ
)
にはなれないと信じてゐたのである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
“気狂”で始まる語句
気狂会
気狂舞