毒矢どくや)” の例文
「いうんだ。いわないと、こいつがとんでいく。お前がよく知っている恐ろしい毒矢どくやがくらいたいか、それともいってしまうか」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それもらちが明かないと見て、近頃は毒矢どくやを飛ばしたり、娘お小夜の美色をゑさに、毒湯をすゝめて一擧にうらみを報じようとしましたが、奉行の朝倉石見守いはみのかみが老中に進言して
ひよろ長い毒矢どくや数々かず/″\……
南洋館 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)