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歯糞
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はくそ
ふりがな文庫
“
歯糞
(
はくそ
)” の例文
「おい、もう二つづつ食ふことにしようぢやないか? 五つぐらゐぢや、
歯糞
(
はくそ
)
になつてしまはア!」
栗ひろひ週間
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
それで手の平には垢がない。まあ垢と
麦焦
(
むぎこが
)
しとを一緒に捏て喰うといううまい御馳走なんです。そういう御馳走をです、黒赤くなった
歯糞
(
はくそ
)
の
埋
(
う
)
もれて居る臭い口を
開
(
あ
)
いて喰うのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
今日からはまた自分の物といふ気で油だまりを
拭
(
ぬぐ
)
ひ取つたり、歯車の
歯糞
(
はくそ
)
をも一本々々こそぎ落して
磨
(
みが
)
いたり、メタルの調子をも工合よくしたり、さては調べ革のたるみを締めて見たりした。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
“歯糞(
歯垢
)”の解説
歯垢(しこう)とは一般に歯表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の微生物叢を指す。食事の後8時間で食べかすの中で細菌が増殖して歯垢になる。歯との接触面は獲得被膜(ペリクル)と呼ばれる被膜で覆われており、歯垢はその上に形成される。デンタルプラーク (Dental plaque)、また単にプラーク、歯糞、歯屎(はくそ)、歯滓(はかす)、バイオフィルムとも。歯垢は歯磨きで除去出来る。歯垢が石灰化すると歯石となる。
(出典:Wikipedia)
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
糞
漢検準1級
部首:⽶
17画
“歯”で始まる語句
歯
歯痒
歯牙
歯噛
歯齦
歯朶
歯軋
歯並
歯咬
歯切