トップ
>
止所
>
とめど
ふりがな文庫
“
止所
(
とめど
)” の例文
女の顔を伝わって、涙が
止所
(
とめど
)
もなく流れる。とうとう女は声を立てた。その時病人が動いた。女は急いでハンカチイフで
頬
(
ほお
)
を
拭
(
ふ
)
いた。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
そのうちわたしの上の部屋に住んでゐる学生が、あのピツコロと云ふ小さい横笛を吹き始めました。するとわたしは
止所
(
とめど
)
なしに吐きました。
尼
(新字旧仮名)
/
グスターフ・ウィード
(著)
そこには夏服を着た子供が、強い光線の反射のやうに、
止所
(
とめど
)
なしに緑の
叢
(
むれ
)
の前を飛び上がつたり又落ちたりしてゐる。それがうるさくてならない。ペエテルは眠りはしない。
老人
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
波の
止所
(
とめど
)
のないゆらめきにまだ酔っています。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
止所
(
とめど
)
なく乱れ散る涙のしづく。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
褒めるにも
毀
(
そし
)
るにも
止所
(
とめど
)
がない。谷を遥に
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
お前達は
止所
(
とめど
)
なく虚空を攫んで見てくれ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“止”で始まる語句
止
止度
止宿
止刀
止宿人
止流
止木
止山
止利
止水