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止宿
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ししゅく
ふりがな文庫
“
止宿
(
ししゅく
)” の例文
私は事情あって、在学中に結婚しましたが、自宅から大学へ通う時間が惜しいので、主任教授の許可を得て、教室内の一室に夫婦で
止宿
(
ししゅく
)
させて貰いました。
人工心臓
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
二九番の
止宿
(
ししゅく
)
人ではなかったが、やはりハンベリイ街の売春婦で、ひと思いに
咽頸
(
いんけい
)
部を
掻
(
か
)
き斬ってあった。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
旅行中用意の品々失策又失策日本出発
前
(
ぜん
)
に外国は何でも食物が不自由だからと
云
(
い
)
うので、白米を箱に詰めて何百箱の
兵糧
(
ひょうろう
)
を貯え、又旅中
止宿
(
ししゅく
)
の用意と云うので
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
陳仲挙
(
ちんちゅうきょ
)
がまだ
立身
(
りっしん
)
しない時に、
黄申
(
こうしん
)
という人の家に
止宿
(
ししゅく
)
していた。そのうちに、黄家の妻が出産した。
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ただ残っているのは、殿村親子の犯罪動機の
穿鑿
(
せんさく
)
であったが、それは後日、殿村夫人が
止宿
(
ししゅく
)
していたアパートの室の手文庫の中から、厳封された一通の手記が発見され、詳細に判明したのである。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
私たちの一行六人は北門外の
大紙房
(
ターシーファン
)
という村に移って、劉という家の一室に
止宿
(
ししゅく
)
していたが、一室といっても別棟の広い建物で、満洲普通の農家ではあるが、比較的清浄に出来ているので
はなしの話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
武進
(
ぶしん
)
の諸生で
楊某
(
ようなにがし
)
という青年が、某家に
止宿
(
ししゅく
)
していたことがある。
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“止宿”の意味
《名詞》
旅館に泊まること。宿をとること。
(出典:Wiktionary)
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“止宿”で始まる語句
止宿人
止宿中
止宿所