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款待
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もてなし
ふりがな文庫
“
款待
(
もてなし
)” の例文
それに和尚の
款待
(
もてなし
)
ぶりもうれしくて、思わず彼はいい心持ちになるほど酔った。でも、彼のはそう顔へは発しなかった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
来世では和尚の
伝手
(
つて
)
で何処か上等の桟敷でも
附込
(
つけこ
)
んで置きたいらしく、
時偶
(
ときたま
)
和尚が訪ねて来ると、いつもその画を賞めそやして下へも置かぬ
款待
(
もてなし
)
をする。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
正式に呼ばれて彼の前に出たときには温かな心からの
款待
(
もてなし
)
を受けるので、本當に私には彼を樂しませる力があつて、そしてかうした夜の會談も、私の爲めといふこともあるが
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
誰も彼もと押寄せて下にも置かぬ
款待
(
もてなし
)
をするにちがいない。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「これならさすがの名人も風雅な
款待
(
もてなし
)
が出来ないだろう」
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
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華
(
はな
)
やかなものにとりまかれてはゐらつしやるし、お喜ばせしたり、お
款待
(
もてなし
)
したりするやうなものは何も
彼
(
か
)
も備はつてゐるししますから、皆さまはお歸りをお急ぎになることなどありません。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
今までの
款待
(
もてなし
)
の上に女中がまたメロンを運んで来た。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“款待”の意味
《名詞》
款 待(かんたい)
心を込めてもてなすこと。
(出典:Wiktionary)
款
常用漢字
中学
部首:⽋
12画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“款待”で始まる語句
款待顔
款待振