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欽慕
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きんぼ
ふりがな文庫
“
欽慕
(
きんぼ
)” の例文
コゼットを愛するとともに
欽慕
(
きんぼ
)
し、その少女をもって、いっさいの光明とし、住居とし、家庭とし、祖国とし、天国としていたのである。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
世界の尊敬と
欽慕
(
きんぼ
)
とに値するの大人とせば、その人はすなわちスミス、ワットの二氏ならざるべからず。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
いまだ見ぬ著者呉先生を
欽慕
(
きんぼ
)
する念の募りいたることは推するに決して難くはない。
呉秀三先生
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
されど、
之等
(
これら
)
は要するに皆かれの末技にして、真に
欽慕
(
きんぼ
)
すべきは、かれの
天稟
(
てんぴん
)
の楽才と、刻苦精進して
夙
(
はや
)
く鬱然一家をなし、世の名利をよそにその志す道に悠々自適せし生涯とに他ならぬ。
盲人独笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
欽慕
(
きんぼ
)
の
余
(
あま
)
り
遂
(
つい
)
に右の文字をも
石
(
いし
)
に
刻
(
こく
)
したることならん。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
これ仏教者の共に
欽慕
(
きんぼ
)
すべきところでございましょう。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
彼らはふたりであり、互いに
欽慕
(
きんぼ
)
し合っており、ただそれだけのことにすぎなかった。その他のことはすべて存在しなかった。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
これを要するにその一国を挙げて徹頭徹尾、ただ平民的の分子の結晶体ともいうべき一大現象に向かっては吾人が実に
欽慕
(
きんぼ
)
嘆美おくあたわざるところなり。トクヴィル氏は曰く
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
しかし彼女は常に彼を愛していた、常に彼を
欽慕
(
きんぼ
)
していた。火はしばしおおわれてくすぶっていた。しかし彼女は今はっきりと知った。火はただいっそう深く進んでいたのみである。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“欽慕”の意味
《名詞》
欽慕(きんぼ)
敬い慕うこと。敬慕。
(出典:Wiktionary)
欽
漢検準1級
部首:⽋
12画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“欽”で始まる語句
欽仰
欽明
欽
欽吾
欽定
欽哉
欽一
欽也
欽差
欽姫