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檜材
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ひのきざい
ふりがな文庫
“
檜材
(
ひのきざい
)” の例文
寶冠
(
はうくわん
)
だけでも、首だけでもいゝから此場で彫つて見ろ——と、
檜材
(
ひのきざい
)
と
鑿
(
のみ
)
を突きつけたこともあるさうで御座います。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そして、その大黒さまを作る材であるが、それは、
檜材
(
ひのきざい
)
である。日本橋の登る三枚目の板が大事にされたもの……王城の地を中心にして京を上としてある。
幕末維新懐古談:09 甲子年の大黒のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「楠木氏の菩提寺の
中院
(
ちゅういん
)
は、あの辺です」と、永島住職が指さす。水は見えないが、崖下は金剛山の西麓からくる石見川である。奥からは、良質な
檜材
(
ひのきざい
)
が出る。
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「つづいてよいのは
檜材
(
ひのきざい
)
、それから松を使います」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「ずつと前から十二三本杉丸太のあつた上へ、三日ほど前荷が入つたので、ほんの間に合せに杉丸太を下敷にして
檜材
(
ひのきざい
)
を五六十本積みましたが、それがお氣に召したさうでへエ——」
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「ずっと前から十二三本杉丸太のあった上へ、三日ほど前荷が入ったので、ほんの間に合せに杉丸太を下敷にして
檜材
(
ひのきざい
)
を五六十本積みましたが、それがお気に召したそうで、ヘエ——」
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
手に取ったのは、
素木
(
しらき
)
に彫った
普賢菩薩
(
ふげんぼさつ
)
像、台から仏体まで、せいぜい一尺二三寸もあるでしょうか。毛ほどの顔料も用いない、全くのうぶな
檜材
(
ひのきざい
)
ですが、少し荒いタッチで、
鑿
(
のみ
)
の跡が匂うばかり。
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
檜材
(
ひのきざい
)
と
鑿
(
のみ
)
を突きつけたこともあるそうでございます。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
檜
漢検準1級
部首:⽊
17画
材
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“檜”で始まる語句
檜
檜葉
檜扇
檜木
檜笠
檜木笠
檜皮葺
檜垣
檜物町
檜林