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機巧
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きこう
ふりがな文庫
“
機巧
(
きこう
)” の例文
人間の社会もこのくらい有機的になって、全系統の生理に有害なものを自働的に
駆逐
(
くちく
)
するような
機巧
(
きこう
)
が具わっているといいと思う。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
もっとも、個々の現象は複雑無限であって、その
機巧
(
きこう
)
は到底わからないが、そういう現象が非常にたくさん
重
(
かさな
)
り合って、全体として一つの現象を示すことがある。
茶碗の曲線:――茶道精進の或る友人に――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
例えば春さき雪がなかなか融けないために
作付
(
さくづけ
)
が遅れるとか、寒国地方で水田の水温が低いために冷害の厄を
蒙
(
こうむ
)
るとかいうような問題は、もちろん天候に起因しているのであるが、
機巧
(
きこう
)
を見れば
硝子を破る者
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
“機巧(からくり)”の解説
からくりは、
仕組み、システム全般の俗称。
日本における古い時代の機械的仕組みのこと。漢字では絡繰、唐繰、機巧、機関、機、械、関など。本項で詳述する。
江戸時代の見世物、覗機関(のぞきからくり)の略称。
江戸時代に日本で開花した機械的仕組みのこと。国際的なオートマタ(歴史的な自動装置・自動人形)研究でもその独自性、文化性によって「karakuri」とローマ字表記される。
(出典:Wikipedia)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
“機”で始まる語句
機
機嫌
機会
機械
機會
機関
機織
機屋
機智
機微