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橙黄色
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だいだいいろ
ふりがな文庫
“
橙黄色
(
だいだいいろ
)” の例文
燈心に花が咲いて薄暗くなった、
橙黄色
(
だいだいいろ
)
の火が、
黎明
(
しののめ
)
の窓の明りと、等分に部屋を領している。夜具はもう夜具
葛籠
(
つづら
)
にしまってある。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
と燈火の光なのであろう、
橙黄色
(
だいだいいろ
)
のほのかな光が、
以前
(
まえ
)
のようにすぐに眼に映り、つづいてその中に浮いている白い女の顔が見えた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、最初に見えたのは
橙黄色
(
だいだいいろ
)
の燈火の光で、つづいて橙黄色の光の中に、夕顔の花を想わせるような、ぼっと白い女の顔であった。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
突き出されてできている一軒の部屋から華やかな燈火の
橙黄色
(
だいだいいろ
)
の光が、雨戸を閉ててない障子一面に、
栄
(
は
)
えて鈴江の眼に
映
(
うつ
)
った。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
帳内
(
なか
)
で灯っている燈の光で、
橙黄色
(
だいだいいろ
)
に見える紙帳が、武士の姿を
朦朧
(
もうろう
)
と、その
紙面
(
おもて
)
へ映し、暗い部屋の中に懸かっている。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
その
中央
(
なかほど
)
に、
紙帳
(
しちょう
)
が釣ってあり、
燈火
(
ともしび
)
が、紙帳の中に引き込まれてあるかして、紙帳は、内側から
橙黄色
(
だいだいいろ
)
に明るんで見え、
一個
(
ひとつ
)
の人影が、その
面
(
おもて
)
に、
朦朧
(
もうろう
)
と映っていた。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、行く手の空に高く、燈の光が
橙黄色
(
だいだいいろ
)
に見えた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
橙
漢検1級
部首:⽊
16画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“橙黄”で始まる語句
橙黄
橙黄子
橙黄線
橙黄橘紅