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橋杭
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はしくい
ふりがな文庫
“
橋杭
(
はしくい
)” の例文
きのうの朝も今日の朝も、雲は低く、ひょうひょうと寒風をふき落して、橋板の引かれた
橋杭
(
はしくい
)
に、白いものさえ積って、陽が高くなると消えた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかも御札を抛りこんだ、一の橋の
橋杭
(
はしくい
)
の所にさ。ちょうど日の暮の上げ潮だったが、仕合せとあすこにもやっていた、石船の船頭が見つけてね。
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この稿を続けるに臨み
啓
(
もう
)
し置くは、鶏の伝説は余りに多いからその一部分を「桑名徳蔵と紀州串本港の
橋杭
(
はしくい
)
岩」
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
橋杭
(
はしくい
)
をだかせたまま河へ沈めたりする……これを人柱という。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
また、渡河の攻め口としては、地形や水勢から見ても、この附近しかない事は分っているので、敵は、ここの
橋杭
(
はしくい
)
を中心として、上流下流の数町にわたって、あらゆる
障碍
(
しょうがい
)
を水底に設けていた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
杭
漢検準1級
部首:⽊
8画
“橋”で始まる語句
橋
橋梁
橋場
橋桁
橋袂
橋詰
橋畔
橋架
橋本
橋板