楽句がっく)” の例文
それでも彼は、やはり楽句がっく(楽曲の一節)を組みたてようとりきんでいた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
そして音楽の天分てんぶんがゆたかだったので、まだ何の意味いみも持たないものではあったけれど、ともかくも楽句がっくをこしらえ上げることができた。すると彼は喜びいさんで、それを祖父そふのところへ持っていった。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
楽句がっくが無関心の淵の中に沈み込んでゆくのが感ぜられた。