楼畔ろうはん)” の例文
こと胡弓こきゅうかなでがどこかに聞え、楼畔ろうはんの柳はふかく、門前のえんじゅのかげには、客の乗馬がつないであった。すべてこれ、一ぷく唐山水とうさんすいの絵であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)