“楷梯(はしご)” の例文
で子供が眼を覺ました時のやうに、眼をひツ擦(こす)ツてゐると、誰かギシ/\音をさせて、狭(せま)い楷梯(はしご)を登(のぼ)つて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
余は上ろうか上るまいかと踟蹰(ちちゅう)したが、終(つい)に女児(じょじ)と犬を下に残して片手欄(てすり)を握りつゝ酒樽の薦(こも)を敷いた楷梯(はしご)を上った。北へ、折れて西へ、折れて南へ、三重(じゅう)の楷梯を上って漸く頂上に達した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)