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梅擬
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うめもどき
ふりがな文庫
“
梅擬
(
うめもどき
)” の例文
冬の庭木としては別に特別なものはないが、
梅擬
(
うめもどき
)
の実の朱いのが冬深く風荒んでくるころに、ぼろぼろ
零
(
こぼ
)
れるのはいいものである。南天の騒々しさにくらべると仲々澄んだ感じである。
冬の庭
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
床の間の軸につがいの鴛鴦が泳いでいるのは俗だが、その下の方に、
梅擬
(
うめもどき
)
かなにかの赤い実のなった小枝の根〆に、水仙の花が薄黄色に咲いている。その花が僕にはとても可愛く思えた。
慾
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
蜘蛛
(
くも
)
や
梅擬
(
うめもどき
)
の実などを喰べさせているが、放したら狎れていても子飼いでないから逃げるであろう、懸巣は赤裸の時分からそだてたので外部の生活を知らないから、放れても餌につくけれど
人真似鳥
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“梅”で始まる語句
梅雨
梅
梅干
梅花
梅暦
梅林
梅子
梅蘭芳
梅雨時
梅幸