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桜人
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さくらびと
ふりがな文庫
“
桜人
(
さくらびと
)” の例文
歌う役を勤める殿上役人が選ばれてあって、「
安名尊
(
あなとうと
)
」が最初に歌われ、次に
桜人
(
さくらびと
)
が出た。月が
朧
(
おぼ
)
ろに出て美しい夜の庭に、中島あたりではそこかしこに
篝火
(
かがりび
)
が
焚
(
た
)
かれてあった。
源氏物語:21 乙女
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
いつぞやの春の月夜に
桜人
(
さくらびと
)
の曲を御謡いになった、あの御年若なあなた様と、ただ今こうして炎天に裸で御歩きになっていらっしゃる、慮外ながら天狗のような、見るのも凄じいあなた様と
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
春の水船に
十人
(
とたり
)
の
桜人
(
さくらびと
)
皷打つなり月昇る時
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
“桜人”の解説
桜人(さくらひと、さくらびと)とは、
源氏物語の古注釈、梗概書、源氏物語巻名目録や源氏物語古系図などの一部に現れるかつて存在したが今は内容が失われてしまったと考えられている源氏物語の巻名である。本項で詳述
室町時代に作られたと考えられる源氏物語の補作である雲隠六帖の第三帖の巻名。(雲隠六帖における)雲隠の並びの巻であるとされている。なお、雲隠六帖の中の「桜人」を上記の「桜人」と明確に区別するときには「六帖系桜人」と呼ばれることがある。
(出典:Wikipedia)
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“桜”で始まる語句
桜
桜花
桜桃
桜草
桜田門
桜実
桜井
桜痴
桜田
桜山