“格殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちころ50.0%
かくさつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三更後一黒虎観に入り一道士をふくみ出づるを射しがあたらず、翌日竭忠大いに太子陵東の石穴中に猟し数虎を格殺うちころした、その穴に道士の冠服遺髪甚だ多かったと見ゆ。
とら格殺かくさつしたり岩に矢を立てたりした飛将軍ひしょうぐん李広の驍名ぎょうめいは今もなお胡地こちにまで語り伝えられている。陵が厚遇を受けるのは、彼が強き者の子孫でありまた彼自身も強かったからである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)